川越の一番街は、別名「蔵造の町並み」とも言われ、川越の観光といえば、まずはここを散策してみることをお勧めします。蔵造りは、火災時に他の建物へ燃え広がることを防ぐための耐火建築で、江戸時代の町家形式として発達したものです。今の東京では、もう見ることのできない江戸(現在の東京)の面影を残しています。このことから、川越は「小江戸」と呼ばれています。「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と言われ、年間約700万人(2016年)の観光客が訪れます。現在では、約200棟を超える蔵造りの町屋が建ち並びます。
場所的には、川越駅東口からクレアモール商店街を抜けた先にあり「連雀町」~「札の辻」交差点までを一番街と呼びます。ここに多種多様な店舗が立ち並び、観光客がひしめきます。
時の鐘
「時の鐘入り口」の交差点を入ると、川越のシンボルでもある「時の鐘」があります。時の鐘は、城下町であった川越に時を告げる鐘つき堂として庶民に親しまれてきました。約400年前に建造され、途中火災などで焼失しましたがその都度建て直され今は4代目にあたります。現在でも、午前6時・正午・午後3時・午後6時と1日4回に渡り周囲に時を告げ続けています。